家造りの計画中によく見聞きする「ZEH」って、一体何?どんなメリットがあるの?

エネルギーが差し引きゼロになれば、補助金がもらえる

家造りの資金計画を検討する過程では「ZEH」という用語を目にする機会が多くなります。この用語はゼロ・エネルギー・ハウスの頭文字をとったもので、読み方は「ゼッチ」です。具体的には、使うエネルギーと作るエネルギーがプラスマイナスゼロになる住宅のことを指します。省エネ性能の冷暖房機器や給湯器などを使いつつ、エネルギーを作り出す太陽光発電の設備を導入すれば、ZEHの家造りが叶いやすくなるのです。また政府もこのZEHの普及を後押ししています。ZEHの定義を満たしていて、かつ政府から公認されたプランナーが家造りに関与していれば補助金がもらえるのです。さらに定置型の蓄電システムを設置すれば、補助金が加算されます。快適な住空間が実現しながらも経済的な援助があるので、ZEHは家造りの資金計画を考えるうえで欠かせない要素になっているのです。

国の予算スケジュールに合わせると効率よく支給される

ZEHの補助金をできるだけ早く支給してほしいなら、国の予算スケジュールに合わせて家造りをすることがポイントになります。国の予算スケジュールは年度で区切られるため、4月に開始して翌年の3月に終了します。つまり4月に契約を済ませ初夏にかけて着工し、秋ごろに竣工を迎え冬までに入居すれば効率よくZEHの補助金をもらうことができるのです。さらに地方自治体によっては独自の補助金を設定しているところもあるので、同時に申請すれは家造りの大きなコスト削減になります。ただしZEHの申請期間に無理矢理間に合わせようとして建設業者を急がせた結果、家造りに失敗した事例もあります。補助金ばかりに気をとられて、家造りにおける本来の目的を見失わないようにしましょう。

2000万の家を建てようと思ったら、コストを抑えるためにシンプルな間取りにする必要があります。例えば1階はLDKとトイレ・浴室、2階に個室を2つ作った2LDKなどです。